気分が晴れず、やる気が出ない日が続く。理由もなく気持ちが沈み、人と会うのが億劫になる。そんな状態が長く続くと、「自分は弱いのでは」と感じてしまう方も少なくありません。しかし、気分の落ち込みは誰にでも起こりうる反応です。ストレスや生活環境の変化、体調、ホルモンバランスなど、こころとからだの多くの要因が関係しています。

夜になっても頭の中が静まらず、なかなか眠れない。一度目が覚めると、そこから眠れなくなる。朝が来ても体が重く、疲れが残っている。そんな日が続くと、心も少しずつすり減っていくように感じます。眠りは、心と体を回復させる大切な時間です。

理由のはっきりしない不安や、心配ごとが頭から離れない。何度も確認しないと落ち着かない。人前に出ると緊張してしまい、うまく話せない。そんな状態が続くと、心も体もずっと緊張したままになってしまいます。

電車に乗っていると、急に胸がドキドキして息苦しくなる。人混みの中で突然、不安がこみ上げて動けなくなってしまう。そんな経験をされたことはありませんか？検査をしても体には異常が見つからず、「気のせいかもしれない」、「自分が弱いのかも」と感じてしまう方も多くいらっしゃいます。

気分の波が大きく、日によってエネルギーの差がある。やる気に満ちて動ける日もあれば、何も手につかず人と話すのがつらい日がある。そんな状態が続くと、周囲に気を使いすぎて疲れてしまうことがあります。気分の変化は誰にでもある自然なものですが、波が大きすぎると自分でも気持ちを持て余してしまうことがあります。

仕事中にぼんやりしてしまう。同じミスを繰り返してしまう。考えがまとまらず、頭の切り替えがうまくいかない。そんな状態が続くと、「自分が怠けているのでは」と感じてしまう方も少なくありません。けれども、集中力や判断力は気分や体調、ストレスの影響を受けやすいものです。

職場に馴染めずストレスを抱えている。人との距離感がわからず、気を使いすぎて疲れてしまう。周りにどう見られているか、常に目線が気になってしまう。人との関係は大切なものですが、同時にこころをすり減らす原因にもなりやすいものです。